縄文人を見習って。

  • 2018.09.07 Friday
  • 16:27

 昨日の丑三つ時(午前3時過ぎ)、ゴォーッという音と共に横揺れがきて次に縦揺れ。すぐにベッドを飛び出して居間に駆け込んだが、寝ぼけているものだからテーブルの下やトイレに駆け込むという行動も起こせず、ひたすら収まるのを待つばかり。とにかく大きな地震だと思い、テレビをつけるとやっぱり地震速報だった。が、詳細を把握する前に、停電でストップ。後で知ったが、北海道で初めての震度7で、札幌の中央区は震度4、もしくは震度5、そして清田区は震度6強だったという。私の知る限り、札幌で震度4を超えたのは初めて。事態の凄さに唖然としたが、まずは真っ暗闇の中、お墓参りで余ったローソクを探す。防災用の懐中電灯は棚の上に置いていたのだけれど、大揺れでどこかへ飛んで行ってしまったのだ。どの引出しかわからず往生しつつも、やっと探し出した1本にマッチを擦って灯し、今度は懐中電灯と携帯探し。

 

 両方とも見つけたのだけれど、懐中電灯は電池が切れたら終りだし、携帯は外部と交信する最後の手段なので、バッテリー切れを気にしければならない。マンションの10階に住んでいると、電気が止まるとエレベーターも止まるから大変なのだ。そうこうするうち、暗闇の中ですることがないことの不安に気づく。情報が入らないというのはとても情緒不安定になるもので、今度は生前、父が愛していた骨董のようなトランジスタラジオの電池を入れ替えてみた。するとまるで奇跡のように電波を発して、ニュースを流してくれるではないか。これでようやく事態の大筋がわかり、無事だったことに安堵できたものだ。

 

 ところで、朝は冷凍ごはんで済ませたが、昼になって今度は電気釜が使えないことに気づき、愕然とする。が、めげることなく、ずーっと無用の長物だったご飯炊き専門の土鍋を思い出し、戸棚の隅っこから取り出す。3合炊きだが、余ったら冷凍にすべく、いつもより多い3合を炊いてみる。「初め強火でナカパッパ、赤子泣いても蓋取るな」などという先人の教えを思い出しながら、最後はしっかり蒸すと、ふっくら仕上がった。そこで、パチッと点いたのが電気である。ローソク、トランジスタラジオ、土鍋と、まるで縄文人のように電気の要らないものを使っていると、もしかして電気を使わずとも暮らせることが出来るかもしれないという気分になれたことが嘘のようだが、都会人の脆さを身を持って経験したと同時に、電気に頼り過ぎる自分を見直す良い機会のようにも思えた。今はケガもせず無事だったことに感謝しつつ、大きな余震が起きないことを祈るばかりだ。

 

 

シンカは真価?

  • 2018.08.20 Monday
  • 17:39

 最近、電化製品の進化の凄さにたまげている。3年ほど前は、新品のガスコンロにタイマーが付いていて、麺類を茹でるときにとても役立ち、驚愕したものだ。その次は1分で湯が沸く電気ポットに驚き、そして今度は冷蔵庫だ。昭和の人間は、壊れてからでないと電化製品を買い替えないものだけれど、使い勝手が悪いのと電気代が莫大と脅されて、遂に買ったのだ。

 すると、野菜室は真ん中だし、冷凍庫は一番下で広く、チルドも便利。しかも製氷は、上から水を注いでおくと、細かく仕上がって製氷室に溜まる。それをかつて駄菓子屋で使ったような小さなスコップで、掬えば良いのだ。何と便利なことだろう。今までは麺類を茹でる度に製氷皿から取り出し、また水を入れていたから、信じられないほど便利だ。

 ところで、冷蔵庫がわがマンションにやってきた夜、静かに本を読んでいると、冷蔵庫の辺りからガサッという音がする。何かが下に落ちる音なのだ。不審に思って冷蔵庫に近づくと、もう音はしない。が、翌日。また音がするので気づいたのだが、上の水を入れた容器から仕上がった氷が落ちる音だったのだ。ほーっ、氷が少なくなると自動的にできるという訳だ。また、この冷蔵庫、少しでも長く空けていると、ピーピーとうるさく鳴く。便利ではあるが、まるでお喋りオバサンのようにうるさい冷蔵庫に、未だ馴れない。

 もう一つ、どうでも良いことだけれど、うちの経理の女性と私は、セブンイレブンのタラコスパゲッティを、とても愛している(ミートソースはローソンだけれど)。昨日、それをランチで食べたのだけれど、パスタとタラコが別の容器にに入っていて、温めやすいことに気付いた。いつからそうなったのか知らないけれど、これは素晴らしい進化だ。

 もう一つ、最近のドラマで出色は「この世界の片隅で」。出演者もよいけれど、時代考証のセットまで良くできている。

 

やっぱり、コバエホイホイ

  • 2018.07.05 Thursday
  • 14:34

 先だって、大型スーパーマーケットでコバエホイホイを買おうと思ったが、値段が500円近くするので躊躇した。ふとその横を見ると、半値ぐらいで、似たような製品が売っている。まだ、それほど虫が増えていないから。これでも良いかと思い切って買い、二重窓ガラスのスキマに置いてみた。するとすぐに蓋が取れて、見えなくなってしまった。何ということか! むき出しで置いておけば、早晩、効力はなくなるはず。その時に思い出したのが、母親の「安物買いの銭失い」という言葉だ。父親の説教は後から効いて来るというけれど、母親のだって後から効いて来るではないか。嗚呼!

 ようやくレンタルのブルーレイで、昨年話題になっていたのに見逃していた映画「勝手にふるえてろ」を観ることが出来た。変なタイトルだと思ったけれど、芥川賞作家・綿矢リサの同名小説の映画化という。松岡茉優が演じるヒロインのヨシカは、恋愛経験のないOL。鋭い言葉は先行するけれど、実際の行動が伴わないタイプ。こういう女性、私の短いOL時代にも居たな(どうでもよいことだけれど、この映画を観ていて、大会社のオフィスの休憩室は、今でも畳なんだと感心させられた)。ともあれ、キュートな恋愛映画で、ラストの重要なラブシーンが、独り暮らしの小さなアパートの長方形の狭い靴脱ぎスペースだったというのが秀逸。凡庸な監督は、おおむねこういうシーンに余計な説明シーンを幾つか足すものだけれど、この監督(大九明子)は、スパッと終わった。いいねえ。近頃の女性監督は、下手な男性監督よりずっと潔い。それは松岡茉優にも言えて、良い女優だなあ。

 

※このブログの数少ないファンの一人から、文字が小さくて辛いというコメントが届いたので、大きくしてみました。良かったかな?

やっぱり、安藤サクラは良いね。

  • 2018.07.03 Tuesday
  • 18:02

 前評判が高いからと言って、大いなる期待を抱いていなかった是枝監督の最新作「万引き家族」は、やっぱり良いね。もちろん、樹木希林やリリー・フランキーも巧いけれど、安藤サクラの沈黙の演技が素晴らしい。しかも、ネギの乗った背中の色っぽいこと。饒舌なセリフの多い映画にウンザリしつつある私としては、映像がどんなセリフよりも饒舌に語ってくれるシーンが盛りだくさんのこういう映画を観ると、映画ファンで良かったと安堵できる。

 ところで、サッカー、惜しかったなあ。午後8時に寝て、午前2時に起きて見たけれど、天国と地獄が交互にやってきた。が、見事な活躍ぶりを見せた選手たちに、思いっきり拍手した。あの悔しそうな顔、数年後にはもっと良い選手に成長するのだろう。楽しみ。

 嬉しさもバネになるけれど、悔しさというバネの強さは、それ以上だと思う。

 

今日もレタスが壊れゆく

  • 2018.05.24 Thursday
  • 10:20

 今年のサラリーマン川柳・第1位は、「スポーツジム 車で行って チャリをこぐ」だった。これを見て、思わず笑い転げてしまった。一体、作者はいつ、この事実に気づいたのだろうと思うと、尚、笑いがこみあげてくる。ここ数年の中でも飛び抜けて秀逸な作品ではなかろうか。

 ところで、心中、穏やかでないのが、レタス問題である。この冬は野菜が暴騰して、とりわけレタスは高く、酷い時にはひと玉400円もした。そんなレタスを買えなかったせいか、丸ごとひと玉150円という値段を見ただけで買いたくなる。そう、買ってしまったのだ。が、どうやって使うのか。サンドイッチに使ってもせいぜい2,3枚で、サラダに入れてもなかなか減らない。わが女性スタッフの勧めでチャーハンにも使ってみたが、それでも減るのは数枚。だんだん色が変わって崩れてゆくレタスは、よく昔、冷蔵庫で死体と化した無残な姿で見ているので、正視に堪えない。こんな思いをするくらいなら買わなければ良いのに、私の根底にあるビンボー症がそうさせるのよ。嗚呼、レタス問題に悩む私に、明日は無い。

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