和田由美の日々雑記

エッセイストとしても活躍する亜璃西社代表のブログ。
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言ってみるもんだ!

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     かねてから念願だった生牡蠣にモルトウィスキーを振りかけて食べるという夢が、先週の金曜日、遂に実現した。あれは何年前だったろうか、NHKのドキュメンタリーで、アイラ島の人はそうやって生牡蠣を食べると知り、いつかやってみたいと憧れ続けていた。が、自転車操業の出版社を営む者にとって、アイラ島までの旅はとても無理。そこで、厚岸蒸留所が2016年に稼働した時から、いつか厚岸の牡蠣と仕上がったジャパニーズウィスキーの組み合わせでで実現したいと熱望していた。

     そして今年の2月27日、厚岸蒸留所によって誕生した初の「NEW BORN(ニューボーン)」Faundation1)が売り出された。これはノンピート麦芽によるバーボン樽熟成の原酒(5カ月から14カ月)という試しのウィスキーで、まずはノンピート麦芽の原酒で腕を磨き、満を持してピーテドモルトを仕込む予定であるとか。

     とりあえずこのウィスキーを手に入れて実行するべく、のんびりと売出日の昼過ぎに三越デパートへ立ち寄った。ところが開店前から整理券を発行していて、11時過ぎにはソルドアウトとのこと。ガックリ。それからの私は、釧路地方に住む人にお会いするたびに入手方法を聞いてみたが、どうも無理らしい。半ばあきらめかけていたが、先週の初めに釧路新聞の社長さんが、いきなり送ってきてくれたのだ。

     そこで先週の金曜日、わが社のスタッフが走り回って手に入れてくれた厚岸の有名な牡蠣「カキえもん」に振りかけて、社飲みで食べることができたという訳だ。まだ若いウィスキーながらスモーキーな味わいがあり、かすかに潮の匂いも感じられて素朴そのもの。まあ人間でいえば、ぴかぴかの1年生と言うところか。しかし、濃厚な味わいのカキえもんと良く合い「とても旨い!」。念願の夢が実現できたせいもあるだろうが…。それにしても、声を大にして言っててみるもんだと、独り納得している。

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    カレイの悲哀

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       友人の一人がアイスバーンで転倒し、おでこをぶったのと同時にメガネの金属で目の周辺を8針も縫ったという。また、友人の知り合いは転んで鼻の骨を折ったそうだ。私も昨年、右手首を骨折しているから身に詰まされる。若い時は何でもなかったのに、ほんの小さなことで転び、大事になってしまうのは、加齢のせいであることが多い。

       ちなみに、今年の私は何度も転びかけたが、もう少しというところで転ばずに済んだ。それは一重に、デパートで大枚をはたいて、最新の技術を施した防寒靴を2足、清水の舞台から飛び降りる思いで買い求めたせいと思う.一足、25000円というのは確かに高額だが、靴裏に特殊な加工がされていて、滑りにくいのだ。何度、店頭から救われたかわからない。私の場合は、態度は太いけれど骨は細く、転ぶと過ぎに骨が折れてしまうのだ。

       昨年の骨折の要因は、新しく買った靴裏に金属のギザギザ刃がついているので滑らないと過信してしまったこと。今回の友人の場合も杖に頼っていたが、ギザギザが付いていない杖だったのでアイスバーンでは役に立たなかったという。アイスバーンが敵の場合、ギザギザより特殊加工の方が良い。もうアイスバーンも溶けて、春近しだけれど、来冬のために記しておこうと思った。春は近いけれど、加齢は進むばかりだから。

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      アイドル映画の気恥ずかしさ

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         先だって、お気に入り女優・黒島結奈主演の映画「プリンシパル〜恋するヒロインは私ですか?」を観るために映画館へ行った。チケットを買って入場するまで、熟年になって初めて旭屋書店でコバルト文庫を買った時のように気恥ずかしさが伴い、どもならなかった。が、この女優が大成するまで見届けようと決意している私は、めげなかった。若い女性たちに交じって、最後まで観たのだ。札幌がロケ舞台の映画でもあったから、それだけでも私は興味深かったけれど…。

         そして、結論。コミックの原作は読んでいないけれど、アイドル映画としては、とりあえず合格ではないかと思う。黒島結奈のために作られ、彼女を盛り上げるためにほかのキャストやスタッフが頑張ったという熱意が感じられる。バレエのシーンは無くても良いかと思うけれど、この映画でも彼女がひたすら走るシーンがあり、相米映画の中で走っていた少女たちを思い出さされた。黒島結奈は、やっぱり素直で可愛いなあ。そして、スクリーンの中で走る姿も美しい。また、雪のシーンにも良く似合う。三越のライオンや大通公園、旭ケ山公園などおなじみのスポットが幾つも登場するが、私が一番美しいと思ったロケ地は道庁赤レンガを正面に見据えたシーン。左に赤レンガテラスがあり、横幅の広い道路を引きで押え、左右のイルミネーションも大げさでなく幻想的で実に美しい。おそらくこの場所がリニューアルされてから、映像で映された中で一番美しかったのではないかと思えた。

         いずれにしても、観光スポットも含めてこれだけ札幌がロケ地として登場するアイドル映画は初めてだろうなあ(「探偵はBARにいる」は別格として)。それでも、作品として成り立っているのだから、アイドル映画としては合格点をあげたい。蛇足だけれど、相手役を務めたジャニーズの小瀧望という若い俳優は、若い女の子に人気らしいが、アシガールの健太郎の足元にも及ばなかった。今更ながら、健太郎のセクシーでハンサムな魅力に感服させられる。いつか彼に、光源氏を演じてもらいたいと願う。

         塩野七生の最新エッセイ『想いの軌跡』と過去の『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』を感慨深く読み終わったばかりだが、、アイドル映画やTVドラマとの落差を楽しんでいる自分が、ここにいる。

         

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        雪の降る日はカカオで元気

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           昨日から、暴風雪が吹き荒れている。降る雪の量も多いけれど、風の音の凄さが半端じゃないから人を怯えさせるのだ。こんな時は、カカオの効いたチョコレートを齧りながら、パソコンに向かうのも良いかな。遅ればせながら今、嵌っているのは、「明治ザ・チョコレート」(230円)。パッケージのデザインが素敵で、2,3種類買い求めているうちに、だんだんカカオの深みに嵌っていった。

           いやあ、全部で6種類あるのだけれど、最後に試した「コンフォートビター」が極め付け。紫のパッケージで、カカオの含有量が70パ−セントあるというヤツ。主にベネズエラ産カカオ豆を使っているそうだけれど、ただカカオの量が多いだけではこれ程の濃密な旨さは出ないと思うので、チョコレート作りの裏ワザがあるのだろう。初めてロイズのビターを食べた時の感動を思い出し、ぜひシングルモルトと一緒に味わいたいと思ったものだ。このシリーズ、パッケージデザインも素敵だけれど、3枚入りの板チョコの形が素晴らしい。縦長の一番上がミニブロック型、真ん中の左半分がドーム型、右半分がギザギザ型、一番下がスリット型になっていて、お飲みの大きさに割って食べられるのだ。6種類ある中で抹茶だけは異なるが、ほかはどれも口の中で形による変化を楽しめる。素敵なチョコレートが、日本で誕生したものだ。今、日本の国産ウィスキーが人気で世界を席巻しているというが、今後はチョコレートがその立場になるかもしれない。いやはや、吹雪の日に、こんなことを考える私は、アホだよね。

           ところで、レンタルショップで何気なく借りた「忍びの国」が意外に面白く、びっくりしてしまった。主役の無門を演じた大野智の身体能力の凄さに驚かされ、伊勢谷友介の相変わらずの怪演ぶりに目が点になった。いいじやない。こういう活劇、私は大好きだ。

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          雪が舞う

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             札幌座の芝居「暴雪圏」を、シアターZOOで初日に観た。佐々木譲さんの原作は読んでいたが、この小説を舞台化するのは、かなり難しいだろうと思っていた。が、斎藤歩さんは脚本、演出、そして作曲まで担当してやり遂げた。闇に流れるジャズから始まる冒頭シーン、暗転で移り変わる数々の場面、そして衝撃的なラスト。小さな舞台を駆使して、しかもたくさんの雪を降らせながらドラマは難なく進み、観客は暴雪に踊らされながら舞台の虜にさせられた。1時間40分がアッという間に過ぎ去ったのだ。巡査役を演じた主演の山野久治さんの存在感は圧倒的で、他の男優や女優陣も巧い人が多く、素晴らしい出来だった。北海道ならではのオリジナル作品の誕生に、惜しみなく拍手を送りたい。全公演が売り切れというのも、納得できる。

             本は、塩野七生に嵌っている。『チェザーレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」を読み終え、今は『海の都の物語』に入ってしまった。雪解けまで、続くかもしれない。困ったな。映画に要する時間が、減ってしまうから。

             話題のトリトン豊平店で、鮨を食べてみた。寒ぶりがとても美味しく、初体験の「ぶりたく」(ぶりと沢庵の海苔巻)も中々だし、ボタンエビの大きさにも度胆を抜かれた。コラーゲンたっぷりのごっこ汁も、厳寒の冬には良く似合って、旨いよ。270円という値段も感動的デシタ。

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