和田由美の日々雑記

エッセイストとしても活躍する亜璃西社代表のブログ。
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骨折り損のくたびれもうけ

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     札幌の街は、大雪に加えて、ときどき降る雨のせいで、路面がツルツル。危ないなんて、ものじゃない。だから細心の注意を払って、気をつけていた心算だが、靴がまずかった。何年も穿いているのでギザギザがとれてつるんとしていた。が、通販で申し込んだ強力な靴がもうすぐ届くはずなので、無理をして穿いていたのだ。

     ある朝、いつものバスに乗り遅れ、別な道筋のバスに乗り、狸小路10丁目からオフィスまで歩く。丁度、7丁目から6丁目に差し掛かり、残り一丁で到着と思った瞬間、ずるっと滑って尻餅をついてしまった。ったく。ドクターによると、私の場合は「骨が細い、もしくは薄い」そうで、若い頃から転ぶと骨折した。今回も尻餅をついただけなのだけれど、骨にヒビが入ってしまった。情けない。

     しかし、最初の診察では骨折かもしれないので、手術になれば入院と脅され、MRIに入っている間、気が気ではなかった。それでも検査中に聴く曲を選ぶ余裕はあってモダンジャズを聞いていたのだけれど…。そして、骨折ではないと言われた時の喜び。入院を免れただけでも、ラッキーを思わなくてはならない。でもなあ。結構痛くて、まともには歩けない。伊藤整形外科のシールが張られた杖を借りて歩いているのだけれど、地下鉄でエレベーターに乗るとき、全く同じシールを貼った杖を持つ女性が居て、思わず苦笑いしてしまった。

     ともあれ、観劇や忘年会など、連続してあった予定をほとんどキャンセルして自粛。急に真面目人間になったような、平和な日々を送っている。とほほ。まあいいか。今年も慌ただしく日々は過ぎ、珍しく青森や沖縄への旅にも出かけたし、悔いはないかな。残りの日々は、大掃除に徹し、静かに過ごす予定。最近読んだ本は、川本三郎著『物語の向こうに時代が見える』。桜木さんの風景描写の巧さを絶賛し、「文章のなかから北海道の風景が立ちあがってくる」と書く。その通りだと、納得させられた。遅ればせながら観た映画は「シン・ゴジラ」、火を噴くゴジラが美しかった。山口瞳さんの「美であること善である」という言葉が、なぜか思い出された。アニメ「君の名は。」と同じく、若い世代の才能の凄さに脱帽。TVドラマは、映画仲間の友人に勧められた「校閲ガール」と「逃げたら恥だが役に立つ」が秀逸。また、映画仲間が貸してくれた、DVD「駅前弁天」に抱腹絶倒。アナーキーな三木のり平、芸達者なフランキー堺と藤田まことに圧倒された。

     

     

     

     

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    この記事に対するコメント

    指の次は骨・・・。
    今年はもう、これ以上、痛い思いをしないように、
    最後の最後までお気をつけください。
    よいお年を。
    ファンナンバー8 | 2016/12/28 11:44 AM
    本当に情けない話で…。貴女も良いお年を!
    wada yumi | 2016/12/28 3:10 PM
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