時代は変わった!

  • 2019.04.01 Monday
  • 16:08

 正直言って、期待していなかった。HTB開局50周年記念番組「チャンネルはそのまま!」のこと。ところが、余りの面白さに途中でやめられず,5夜連続で楽しく観てしまった。何がイイって、気張らずさりげなく作っているように見せて、上質なエンターティンメントに仕上がっている点だ。北海道のドラマというと、これまで(HBC制作の日曜劇場は別として)肩に力が入りすぎ、真面目な作りで「わかりました」と納得はしても、楽しめる域に達するまでには遠い作品が多かった。

 その点、まずキャスティング(主演の雪丸を演じた芳根京子がすこぶる良い)が素晴らしく、演出もなかなか上手で(原作漫画が面白いにしてもお涙頂戴にならないところが秀逸)、本物の放送局を使えるというのも臨場感があって画面にくぎ付けにさせる大きな要素だった。画面に登場する業界用語の説明も巧いよね。業界の裏側を知るという意味でも愉快だった。しかも、今やスーパースターの大泉洋を普通の善人として起用しないところが憎い。

 いずれにしても、道産子ならではの心意気とティストで、見事におためごかしではないドラマを作り上げている。実績のあるHBCを除いて、地元放送局でドラマ作りは無理、しかも軽妙なドラマを作るのはもっと無理と言われてきたが、その壁がついに破られた気がする。

 もう一つ、新劇場「ヒタル」で行われた、札幌に眠るコンチネンタルタンゴの巨匠「オットー・ヴィットの世界」のコンサートも良かった。アルフレッド・ハウゼ楽団のバンドネオン奏者で、作曲、編曲者として有名なヴィットさんは晩年、日本人だった妻の故郷で晩年を過ごした。亡くなった後、膨大な楽譜が残され、その中に「タンゴ札幌」というオリジナル曲があったという。札響をバックに新旧二人のバンドネオン奏者が演奏するのだが、だんだん興に乗せられ、まるでハリウッドミュージカルの世界へ引き込まれる感じ。ラスト曲の前とアンコールで演奏された「タンゴ札幌」は、アルゼンチンほど情熱的ではないけれど、まるで初夏のリラの香りが匂うようなモダンで軽やかな札幌らしい曲で素敵だった。

 

 さて食べ歩きは、朝日新聞の建物の連載が終わったら行こうと思っていた、地下鉄西28丁目駅からすぐの「葉菜屋」へ行った。

予想通り素敵な居酒屋で、山菜の天ぷらや菜の花と春キャベツの炒め物など、お母さん手づくりの総菜を食べながら久しぶりに酒(芋焼酎の番茶割り)を飲み、ほろ酔い加減で家路についた。季節は冬に逆戻りしているが、私自身は、ようやく右ひざの痛みと杖から解放され、徐々に元気になりつつある。春よ来い、はーやく来い! というところかな。

 

 

 

 

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