ショーケンの「約束」が、好きだった。

  • 2019.04.15 Monday
  • 18:11

 同世代の天才的な俳優・ショーケンが亡くなった。まさか不死の病とは、関係者以外、知らなかったようだ。彼のデビューは歌手だが、私がファンとなったのは、斎藤耕一監督の映画「約束」(72年)のお蔭である。看守付きで仮出所した女囚と、刑事に追われる強盗犯(ショーケン)が、偶然にも列車で隣り合わせになって恋に陥り…。切ない恋の話だが、憂いを秘めた岸恵子と初々しいショーケンが織りなす物語は酷く美しい。以来、「青春の蹉跌」「アフリカの光」「離婚しない女」「もどり川」など、数多く観ている。

 また、テレビ番組「傷だらけの天使」の彼も素晴らしく、パック入り牛乳の口を噛み切ってゴクゴク飲むシーンは、今でも忘れられない。少し前に亡くなった内田裕也も、俳優として素晴らしく、「水の無いプール」「「コミック雑誌なんていらない」「10階のモスキート」など、大好きな作品だ。この二人の共通点は、どこかアナーキなところ。俳優として、大きな魅力があったなあ。

 ところで、映画仲間と「シネマ葬」というのがあったら、どんな作品を上映してもらいたいかと昨年の飲み会で話し合ったことがある。その時、私が選んだのは洋画ではフェリーニの監督の「道」、邦画では前出の「約束」だった。まさか、こんなに話題に上る作品とは思ってなかったが、ショーケンが素晴らしい俳優であったことを語り継いで行きたいものだ。

コメント
昔、紀伊国屋ホールで清水邦夫さんの芝居があったとき、以前から顔見知りだったので、終演後清水さんと話をしていたら、ショーケンが挨拶に来ました。その後ろで隠れるようにして遠くにいるサングラスの女性がいて、その人にショーケンがあっさりと「かおり来いよ」と声を掛けました。サングラスを取ったら桃井かおりさん。
  • イタル ナカムラ
  • 2019/05/08 8:00 AM
コメントする








    
この記事のトラックバックURL
トラックバック

calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>

selected entries

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM