最後のひとことが、決まってるヨ。

  • 2019.07.17 Wednesday
  • 18:08

 NHKの連ドラ「なつぞら」が、相変わらず面白い。広瀬すずや山口智子のド派手なファッションが楽しみな上に、ナレーションで最後に放たれるひと言が、抜群に面白い。これは脚本家ではなく,ナレーションを担当しているウッチャンの即興ではないかと疑っているくらいだ。もしそうなら、天才の仕業と言える。

 話題の映画「新聞記者」と「主戦場」をようやく観た。前者は、東京新聞の女性記者である望月衣塑子の同名ノンフィクション小説を基に映画化したもの。若き女性記者とエリート官僚の対峙や葛藤を描く、サスペンス溢れる社会派作品。女性記者を韓国女優のシム・ウンギョン、エリート官僚を今まさに脂がのっている松坂桃李が演じ、両者とも好演。藤井道人監督の気骨ある演出により、「権力とメディア」「ジャーナリズムの姿勢」「組織と個人」、さらに「日本の闇」まであぶり出される。最近では滅多にない、骨太な映画で、感嘆させられた。

 そして後者は、日系アメリカ人のミキ・デザキ監督が、慰安婦問題の論争に隠されたカラクリを検証、分析した2時間10分のドキュメンタリー。肯定派も否定派も巻き込み、日本人はもとより、アメリカ人や韓国人など数多くのインタビューで構成され、見どころ充分。外見だけではわからないことが、色々と解明され、目からウロコ。これまた、考えさせられる作品だった。

 本は、生々しい実像が語られる阿部典英著『ビッキの叫び声』(響文社)、遂に単行本となった桜木紫乃著『緋の河』(新潮社)、川本三郎著『東京は遠かった 改めて読む松本清張』(毎日新聞出版)ほか。川本さんが、その中で傑作と書かれていた長編推理小説『渡された場面』を読んでみると、地方の文学青年の心の屈折が克明に描かれていて、謎解きも複雑で、実に面白かった。時代を超えて愛される松本清張の魅力が良くわかる、一冊だった。

 さて、食べ飲み歩きも相変わらずで、遅ればせながらスープカレーの「イエロー」に舌鼓を打ち、「士別バーベキュー」のサフォークを豪快に喰らい、イタリアン「バールメンタ」で夕暮れ時からで漆黒の闇が訪れるまで、今年も気の利いたツマミとワインを楽しんだ。さらに居合わせた某酒場で、とある酒豪にブレンデッドウィスキー「デュワーズ」の30年をご馳走になり、余りに瓶のフォルムが美しいので空瓶までもらってしまッタ。うーむ。

 

 

 

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