ラフィラの閉店に。

  • 2020.05.22 Friday
  • 17:40

  2020年5月17日、ススキノで長らく愛されてきた商業施設「ススキノラフィラ」が遂に閉店した。思い起こすと、ここが松坂屋として華々しくオープンしたのは1974年のことだった。本州資本の高級なデパートというイメージで、ビンボーで若かった私には、手の届かない高級なブティックが軒を並べていたもの。だからもっぱら、地下2階の飲食街を利用。開店時には、南4西4で路面店だったおでんの老舗「一平」がオープン。白髪の初代が2代目と共に采配を振るい、いつも満席で席を確保するのに苦労した記憶がある。当時、特製の茶めしは、なんと茶碗一杯50円。また、行きつけの酒場のママが愛した五目焼きそばの美味しいラーメン店「喜龍」も入居していたっけ。私は、ここで良く味噌ラーメンを食べた。多分、当時のラーメン代は350円ぐらいだったと思う。あの頃は、ラーメン代と靴磨き代、そしてタクシーの初乗り代が同じと言われていたものだ。

 やがて、ヨークマツザカ、ロビンソン百貨店と名称を変え、ラフィラに落ち着いたのは2009年。名前を変える度に庶民的な色合いが濃くなり、私には利用しやすくなった。地下1階のスーパーマーケットはもとより、100円ショップや1階のコスメ、本の文教堂、上階の中華料理店など、よくお世話になった。また、ススキノが初めての人と待ち合わせする時、駅前通りに面した1階の入口を選んだもの。ガラス越しに外が見えて、ベンチもあるから便利だったのだ。割と生活に密着していた商業施設なので、五番館の建物が壊された後の喪失感とは少し異った気分に、今は陥っている。「都市は破壊と創造を繰り返す」とわかっていても、見慣れた風景が変わることに未だにある種の抵抗がある。数年後、このスクランブル交差点の一角、ニッカの看板の真向かいに誕生する建物が、どんな街角の風景を生み出すのか怖くもあり、楽しみでもある。

コメント
私はヨークマツザカヤ時代に、お世話になりました。
地下に八雲という蕎麦屋があって、
買い物に行ってお腹がすくと、寄っていました。
ロビンソンまでは知っていたけど、
そうか、そんな名前だったのね^^;)
  • ファン癸
  • 2020/05/23 11:15 AM
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