和田由美の日々雑記

エッセイストとしても活躍する亜璃西社代表のブログ。
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カレイの悲哀

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     友人の一人がアイスバーンで転倒し、おでこをぶったのと同時にメガネの金属で目の周辺を8針も縫ったという。また、友人の知り合いは転んで鼻の骨を折ったそうだ。私も昨年、右手首を骨折しているから身に詰まされる。若い時は何でもなかったのに、ほんの小さなことで転び、大事になってしまうのは、加齢のせいであることが多い。

     ちなみに、今年の私は何度も転びかけたが、もう少しというところで転ばずに済んだ。それは一重に、デパートで大枚をはたいて、最新の技術を施した防寒靴を2足、清水の舞台から飛び降りる思いで買い求めたせいと思う.一足、25000円というのは確かに高額だが、靴裏に特殊な加工がされていて、滑りにくいのだ。何度、転倒から救われたかわからない。私の場合は、態度は太いけれど骨は細く、転ぶとすぐに骨が折れてしまうのだ。

     昨年の骨折の要因は、新しく買った靴裏に金属のギザギザ刃がついているので滑らないと過信してしまったこと。今回の友人の場合も杖に頼っていたが、ギザギザが付いていない杖だったのでアイスバーンでは役に立たなかったという。アイスバーンが敵の場合、ギザギザより特殊加工の方が良い。もうアイスバーンも溶けて、春近しだけれど、来冬のために記しておこうと思った。春は近いけれど、加齢は進むばかりだから。

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    アイドル映画の気恥ずかしさ

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       先だって、お気に入り女優・黒島結奈主演の映画「プリンシパル〜恋するヒロインは私ですか?」を観るために映画館へ行った。チケットを買って入場するまで、熟年になって初めて旭屋書店でコバルト文庫を買った時のように気恥ずかしさが伴い、どもならなかった。が、この女優が大成するまで見届けようと決意している私は、めげなかった。若い女性たちに交じって、最後まで観たのだ。札幌がロケ舞台の映画でもあったから、それだけでも私は興味深かったけれど…。

       そして、結論。コミックの原作は読んでいないけれど、アイドル映画としては、とりあえず合格ではないかと思う。黒島結奈のために作られ、彼女を盛り上げるためにほかのキャストやスタッフが頑張ったという熱意が感じられる。バレエのシーンは無くても良いかと思うけれど、この映画でも彼女がひたすら走るシーンがあり、相米映画の中で走っていた少女たちを思い出さされた。黒島結奈は、やっぱり素直で可愛いなあ。そして、スクリーンの中で走る姿も美しい。また、雪のシーンにも良く似合う。三越のライオンや大通公園、旭ケ山公園などおなじみのスポットが幾つも登場するが、私が一番美しいと思ったロケ地は道庁赤レンガを正面に見据えたシーン。左に赤レンガテラスがあり、横幅の広い道路を引きで押え、左右のイルミネーションも大げさでなく幻想的で実に美しい。おそらくこの場所がリニューアルされてから、映像で映された中で一番美しかったのではないかと思えた。

       いずれにしても、観光スポットも含めてこれだけ札幌がロケ地として登場するアイドル映画は初めてだろうなあ(「探偵はBARにいる」は別格として)。それでも、作品として成り立っているのだから、アイドル映画としては合格点をあげたい。蛇足だけれど、相手役を務めたジャニーズの小瀧望という若い俳優は、若い女の子に人気らしいが、アシガールの健太郎の足元にも及ばなかった。今更ながら、健太郎のセクシーでハンサムな魅力に感服させられる。いつか彼に、光源氏を演じてもらいたいと願う。

       塩野七生の最新エッセイ『想いの軌跡』と過去の『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』を感慨深く読み終わったばかりだが、、アイドル映画やTVドラマとの落差を楽しんでいる自分が、ここにいる。

       

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      雪の降る日はカカオで元気

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         昨日から、暴風雪が吹き荒れている。降る雪の量も多いけれど、風の音の凄さが半端じゃないから人を怯えさせるのだ。こんな時は、カカオの効いたチョコレートを齧りながら、パソコンに向かうのも良いかな。遅ればせながら今、嵌っているのは、「明治ザ・チョコレート」(230円)。パッケージのデザインが素敵で、2,3種類買い求めているうちに、だんだんカカオの深みに嵌っていった。

         いやあ、全部で6種類あるのだけれど、最後に試した「コンフォートビター」が極め付け。紫のパッケージで、カカオの含有量が70パ−セントあるというヤツ。主にベネズエラ産カカオ豆を使っているそうだけれど、ただカカオの量が多いだけではこれ程の濃密な旨さは出ないと思うので、チョコレート作りの裏ワザがあるのだろう。初めてロイズのビターを食べた時の感動を思い出し、ぜひシングルモルトと一緒に味わいたいと思ったものだ。このシリーズ、パッケージデザインも素敵だけれど、3枚入りの板チョコの形が素晴らしい。縦長の一番上がミニブロック型、真ん中の左半分がドーム型、右半分がギザギザ型、一番下がスリット型になっていて、お飲みの大きさに割って食べられるのだ。6種類ある中で抹茶だけは異なるが、ほかはどれも口の中で形による変化を楽しめる。素敵なチョコレートが、日本で誕生したものだ。今、日本の国産ウィスキーが人気で世界を席巻しているというが、今後はチョコレートがその立場になるかもしれない。いやはや、吹雪の日に、こんなことを考える私は、アホだよね。

         ところで、レンタルショップで何気なく借りた「忍びの国」が意外に面白く、びっくりしてしまった。主役の無門を演じた大野智の身体能力の凄さに驚かされ、伊勢谷友介の相変わらずの怪演ぶりに目が点になった。いいじやない。こういう活劇、私は大好きだ。

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        雪が舞う

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           札幌座の芝居「暴雪圏」を、シアターZOOで初日に観た。佐々木譲さんの原作は読んでいたが、この小説を舞台化するのは、かなり難しいだろうと思っていた。が、斎藤歩さんは脚本、演出、そして作曲まで担当してやり遂げた。闇に流れるジャズから始まる冒頭シーン、暗転で移り変わる数々の場面、そして衝撃的なラスト。小さな舞台を駆使して、しかもたくさんの雪を降らせながらドラマは難なく進み、観客は暴雪に踊らされながら舞台の虜にさせられた。1時間40分がアッという間に過ぎ去ったのだ。巡査役を演じた主演の山野久治さんの存在感は圧倒的で、他の男優や女優陣も巧い人が多く、素晴らしい出来だった。北海道ならではのオリジナル作品の誕生に、惜しみなく拍手を送りたい。全公演が売り切れというのも、納得できる。

           本は、塩野七生に嵌っている。『チェザーレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」を読み終え、今は『海の都の物語』に入ってしまった。雪解けまで、続くかもしれない。困ったな。映画に要する時間が、減ってしまうから。

           話題のトリトン豊平店で、鮨を食べてみた。寒ぶりがとても美味しく、初体験の「ぶりたく」(ぶりと沢庵の海苔巻)も中々だし、ボタンエビの大きさにも度胆を抜かれた。コラーゲンたっぷりのごっこ汁も、厳寒の冬には良く似合って、旨いよ。270円という値段も感動的デシタ。

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          弁当のスキマ

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             2月は例年、ヒマだったような気がする。ゆったりとできる時間が多く、けれど寒いので外にも出ず、時にはウツ状態になって本や映画にのめり込み、ひたすら時が過ぎるのを待っていたような気がする。が、今年の忙しさは何だろう。次から次へとスケジュール決まっていて、へとへとなのだ。

             けれど良く考えてみると、余計なことをやっているらしい。マフィンと餡づくりなんかに凝っているからだ。マフィンを作りはじめたのは、タッパーウェアー製の型を貰ったこと。一生に一度はお菓子作りをやってみたいという私の希望を小耳に挟んだでくれたせいか、型を貰ってしまった。それが、マドレーヌの大きさの菓子が6個作れるサイズ。マドレーヌは義姉がプロ並みに作るので、私は遠慮してマフィンの粉にした。本当は粉とバターや卵を手づくりで掻き混ぜて作るのだろうけれど、私はミキサーでガガーツと掻き混ぜる。それを型に入れて、何となくチョコレートチップが合いそうな気がして上からパラパラとかけてみた。それを電子レンジのおーぷん機能で30分強、焼くだけ。それで、ふっくらと美味しいマフィンが仕上がるのだ。うちのスタッフをはじめ、あちこちに配ると大好評で、何度も焼いている。

             もう一つは、餡づくりで、樹木希林主演、河瀬直美監督の映画「あん」を観て、何時か作ってみたいと思っていたところ、昨年暮れに仲間から小豆を貰ったこと。スマホで作り方を教わって、やってきたところ意外に美味しくできた。それなら極上のアズキといわれる大納言の新豆を使って作ってみたらどうだろうかとチャレンジしてみると、これが素晴らしい。あん作りは、3時間以上かかるが、テレビCMの間にこまめに仕込むと、ほっておいても出来上がる。煮物と違って、それほど難しくないのだ。出来上がった餡をぜんざいに使ったり、アイスクリームと一緒に食べたり、なかなか旨い。しかも、調子に乗って、餡の好きそうなグルメの友人に配るととても喜んでくれた。それが、楽しい。

             出かける回数を減らして自宅でコツコツやっているせいか、読書量も快調で、最近読んだ本は原田マハ著『たゆたえども沈まず』(幻冬舎)、八木澤高明著『ストリップの帝王』(角川書店)、塩野七生著『想いの軌跡』(新潮文庫)など。映画は「火花」や「ああ、荒野」の菅田マサキが良い味を出していたので、キネ旬の主演男優賞は文句なし。

             ところで、タイトルの弁当のスキマのことだけれど、弁当を作り出すと空いたスキマに何を詰めるかが悩ましいもの。市販の煮豆や大阪・神宗の昆布などでしのいでいるのだけれど、今度はそれも作ってみようかなと考えている。そんなことで、創立30周年目を迎える出版社の社長が務まるのかどうか疑問だけれど…。

             

             

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