猛スピードで雪解け

  • 2019.03.22 Friday
  • 17:51

 余りに早い雪解けで、嬉しいような悲しいような……ついこのまま春が来るような気がしてしまうが、そんなに世の中、甘くはない。昨夜は大風が吹いて、朝は雪が舞っていた。つまり、油断はできないということかな。

 最近読んだ本では、馳星周著『ゴールデン街 コーリング』(角川書店)が,面白かった。幼い頃、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズやシャーロックホームズなどに夢中になり、やがてハードボイルド小説や平井和正のウルフガイシリーズに嵌るところなどが、世代が違うのに似ている。田舎で生まれ育った子らしい。私も若い頃に飲んだゴールデン街の店が、どんどん登場するのが懐かしい。と同時に、リリカルな青春小説に仕上がっているところが好きだなあ。

 映画では、天才黒人ピアニストと運転手兼用心棒として雇われるイタリア系の白人のコンビが旅する「グリーンブック」が、とても良い。気負うことなくと物語は淡々と進行するが、フライドチキン、妻への手紙、宝石などちりばめられたエピソードが、実にイイ。観た後、明日の元気が出る映画に、また出会えて良かったという感じかな。

 飲食店も最近は、良い店に当たる確率が大きい。とはいえ、以前からある店がもっと進化して美味しくなるのもうれしいものだ。狸小路市場にある、餃子の「きりん」で初めて頼んだ野菜餃子が実に美味しく、その他の一品料理もなかなか。年数が経つと悪くなる店は良くあるが、もっとよくなる店に出会うと、心が温かくなる。懐はまだ寒いままだが……。

もう、ありがとう。3月なのね。

  • 2019.03.04 Monday
  • 17:49

 もう、3月なのね。あっという間に時が過ぎ行く。食べて、働いて、寝ての繰り返し。その間、私は体の故障でも、忙しい。あの地震があった夜、ちょうど帰りの列車に乗っていて発車を待つばかりだった。が、いきなり酷い横揺れが来て、列車が止まる。全員が下ろされて待たされることになった。これではいつのことやらわからないのでホテル前まで歩き、タクシーを止めようと思うけれど、1台目は通過。次がダメなら当分無理と焦った私は雪山も気にせず身を乗り出したところ、右足を激しく挫く。それでもめげずにタクシーを止め、無事にマンションへ帰った。ところが、エレベーターが止まっていて,10階まで挫いた足で階段を上がらなければならない羽目に陥った。仕方がない。ところが、自宅に帰りついと後、右足の痛いこと。1日休んでも痛みは治まらず、整形外科に行くと、いきなり注射器を刺され、40佞曚匹侶譴鯣瓦れた。ついでに杖を渡され、安静を余儀なくされる。

 てっきり足のモモだと思っていたらひざを痛めていて、内出血とかで、徐々に足が紫大根になった。ったく。何度、整形外科医に行けば気が済むのだろう。我ながらガツクリしている。

 

無精者のグルメ

  • 2019.02.06 Wednesday
  • 17:51

 こんなに寒いと、家の中で動くのも面倒。いつもなら、極寒になるとグラタンを作るのだけれど、今年は何もしたくない。

土・日ならまだやる気は出るけれど、平日はね。昨夜は赤ワインのつまみに、飲み仲間から教えてもらった、「チータラをレンジでチン」をしてみた。すると少し硬くなったけれど、ワインには良く合う粋な味になった。イイなあ、こういう食べ方。その昔は、池波正太郎さんを見習い、小鍋立てをよく食べたものだけれど、和風ではなく洋風も良いものだ。T病の数値が悪く、日本酒を控えているせいもあるけれど…。ところで、遅ればせながら見ているTVドラマ「家売るオンナ」が妙に面白い。あのどこから見ても美人の北川景子が、怒ると夜叉のように怖い。そしてやっぱり美しい。新境地を開いたということかな。

 この頃、思うけれど。テレビドラマは、下手な映画より面白いものが多い。なるべく人より早く名作を見つけたいものだけれど、こればっかりは時間が必要。平日、たまにしか見ない者には無理な話。野中の一軒家を探す番組やチコちゃん叱られるもそうだけれど、最近のテレビは面白いよね。余りにニュース番組がつまらないので、そちらに目が向いてしまうということだろうか。

 

今年こそ!

  • 2019.01.15 Tuesday
  • 13:46

 友の死から始まった今年は、個人的にも日本的(世界的)にも、激動の年になりそうな予感がする。だからと言って、急に日常生活を変えるわけにも行かず、淡々とこなしながら進んで行くしかないようだ。正月明けの7日から4連ちゃんで飲み続け、旧交を温めたり、出版社の創立時からお世話になった人にささやかなお礼をしたりなど多忙。連休には恒例の新春ジャンを自宅で開催、それほど負けずに終わった。

 例年、この連休が私のぐーたらな休養日にあたり、引きこもりで読書とDVD三昧。昨年は見逃していたTVドラマ「アンナチュラル」全10話をDVDでようやく見ることができた。これは凄いドラマだ。2016年の「重版出来!」「逃げ恥…」も良かったが、この脚本家・野木亜紀子の時代を読み解く目が確かで、オリジナルなキャラクターの造形も素晴らしい。こんなに遅れてから観ても、充分に面白い。この脚本家の出現のせいか、最近のテレビドラマはグーンとレベルが上がったような気がする。というのも、映画よりずーっと時代の先を進んでいると思えるからだ。

 とはいえ、映画だって頑張っている。「ボヘミヤン・ラプソデー」の音楽や映像も素晴らしいが、久しぶりに涙がこぼれたのは歌詞によるものだった。訳詞も良いのだろうけれど、人間愛が詰まった見事な歌詞に、今更ながら涙が止まらなかった。こういう何回でも観たくなる映画、心から好きだなあ。

 新刊本では、林真理子『愉悦』の巧さに唸る。ドンファン(漁色家)とマザコンという二人のお金に不自由しない中年男性を主人公に、展開される恋愛物語。ところが、食、ファッション、酒、セックスなど、現代のトレンドを克明に描き、圧倒される。さすが林真理子、時代のディティールを描く筆致は少しも衰えていず、最後は哀感が漂うほどドンファンを描き切っていた。ドンファンの方は、まるで『伊勢物語』の在原業平をほうふつとさせ、「男って悲しい生き物かもしれないね」と思わせる。巧いよね。もう一冊、気鋭のジャーナリスト、堤未果著『日本が売られる』(幻冬舎新書)は、時代を知る上で必読の一冊だ。

空も嘆き悲しむ死

  • 2019.01.07 Monday
  • 17:01

 三角山放送局の木原くみこさん(67)が、急逝された。1月3日の午後3時だったという。11月初旬から入院していることは知っていたが、気丈な彼女のことだから、また元気に復帰してくれるはずと一縷の望みをかけていた。彼女に頼まれていた三角山放送局の20年史をまとめている最中でもあったし……。でも、現実は非情だ。

 昨年も一緒に花見へ行ったが、メンバーの女子4人(4人の年齢を足すと250歳を超す)の中でも一番若いのが彼女だった。しかも、見かけはほっそりしていて洋服も凄くオシャレだったから、私たちの中では一番女性らしく大人しそうに見えたはずだ。が、どっこい、反骨精神は人一倍で、気骨があって行動力のある素敵な人だった。女で創業者ということでは私とよく似ていて、いわば戦友である。その余りに唐突な死に遭遇して、未だ心が静まらない。お葬儀の後、火葬場まで同行させてもらい、骨まで拾ったというのに…。

 1月5日に行われたお通夜には、500人近くの会葬者が集まり、そのうち200人余りは立ったまま。美しい花々に飾られた祭壇で、彼女はセレブなマダムのように、美しく微笑んでいた。が、その日の夕方は猛烈な吹雪で、空も木原くみこの死を嘆き悲しんでいるように思えたものだ。さようなら、私の戦友。

 

 

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>

selected entries

archives

recent comment

recent trackback

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM