ネコロンボは快楽だ!

  • 2019.05.08 Wednesday
  • 11:48

 10日間も休日が続くなんて、初めての経験だ。2,3日の休みなら、布団干しをしたり、外のベランダでかいがいしく働くのだけれど、なぜか今回はしなかった。旅には出なかったけれど、徹マン、花見、映画、グルメなど予定が詰まり、ゆっくり家で過ごしたのは丸2日間のみ。どうやって過ごしたかというと、寝正月ならぬネコロンボ生活をしてしまったのだ。契約しているJCOMEの中で最も愛するミステリーチャンネルが、朝から晩までコロンボを再放送。前に観た作品は除いて(その間は読書)、丸2日間、ネコロンボ生活を楽しんだ。買い込んだ食料と共に、眠くなると寝て,お腹が空くと食べて、またテレビを観る。この怠惰な生活。たまには良いなあ。すっかり、頭が空になった(もとからそうだと言わないように…)。

 ちなみに、恒例(高齢)の花見は天神山公園へ。熟女4人合わせて250歳は軽く超えているのだが、今年は一人、欠けてしまった。

「くみこ桜]と命名した枝垂れ桜が今年も美しく、彼女を偲びながらおにぎりをほおばった。彼女が昨年、教えてくれた苺も食べ、友人宅では美味しい紅茶やコーヒー、そしてケーキやクッキーなど菓子を堪能した。次は,天神藤を楽しみに別れたのだった。

 

 

 

 

 

ショーケンの「約束」が、好きだった。

  • 2019.04.15 Monday
  • 18:11

 同世代の天才的な俳優・ショーケンが亡くなった。まさか不死の病とは、関係者以外、知らなかったようだ。彼のデビューは歌手だが、私がファンとなったのは、斎藤耕一監督の映画「約束」(72年)のお蔭である。看守付きで仮出所した女囚と、刑事に追われる強盗犯(ショーケン)が、偶然にも列車で隣り合わせになって恋に陥り…。切ない恋の話だが、憂いを秘めた岸恵子と初々しいショーケンが織りなす物語は酷く美しい。以来、「青春の蹉跌」「アフリカの光」「離婚しない女」「もどり川」など、数多く観ている。

 また、テレビ番組「傷だらけの天使」の彼も素晴らしく、パック入り牛乳の口を噛み切ってゴクゴク飲むシーンは、今でも忘れられない。少し前に亡くなった内田裕也も、俳優として素晴らしく、「水の無いプール」「「コミック雑誌なんていらない」「10階のモスキート」など、大好きな作品だ。この二人の共通点は、どこかアナーキなところ。俳優として、大きな魅力があったなあ。

 ところで、映画仲間と「シネマ葬」というのがあったら、どんな作品を上映してもらいたいかと昨年の飲み会で話し合ったことがある。その時、私が選んだのは洋画ではフェリーニの監督の「道」、邦画では前出の「約束」だった。まさか、こんなに話題に上る作品とは思ってなかったが、ショーケンが素晴らしい俳優であったことを語り継いで行きたいものだ。

進化するカフェ

  • 2019.04.12 Friday
  • 16:46

 陽射しは強いのだけれど、今日はまだ風が冷たい。コートなしでも歩けるようになるには、もう少し時間がかかるようだ。ところで、4月から朝日新聞で新連載「さっぽろカフェグラフィティー」(金曜夕刊)が始まった。ここ十数年、酒場通いがメインになったものだから、喫茶店とは縁が薄かった。レトロ建物グラフィティーでかなり喫茶店は取材したが、コーヒーというより建物が主だったので、細やかに取材は出来なかった。そこで久しぶりにコーヒーの味をメインにリサーチしていると、横井珈琲がパイオニアとなって開拓したスペシャルティーコーヒーの存在がいかに大きいかわかる。それと喫茶店、つまり、カフェの多様性がどんどん広がっている。しかもメインストリートにあるかと思えば、路地裏にも良い店があり、古めかしいビルにもある。しばらく離れていた世界だけれど、今は色々な発見があって、楽しくて仕方がない。

 とはいえ、良い居酒屋も見つかるのだなあ。今は、地下鉄西28丁目駅3番出口から徒歩1分という「葉菜屋」に嵌りそう。古い建物を上手に使った店づくりも良いのだけれど、店内の空気感も素晴らしい。札幌10区は、まだまだ奥が深いことを痛感させられる。

 映画は、レディ・ガガの「アリー スター誕生」、遅ればせながら邦画「寝ても覚めても」「友罪」、韓国映画「1987、ある闘いの真実」など。安彦良和に興味があって書物を読んでいるので、「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」も観ているところ。

 

時代は変わった!

  • 2019.04.01 Monday
  • 16:08

 正直言って、期待していなかった。HTB開局50周年記念番組「チャンネルはそのまま!」のこと。ところが、余りの面白さに途中でやめられず,5夜連続で楽しく観てしまった。何がイイって、気張らずさりげなく作っているように見せて、上質なエンターティンメントに仕上がっている点だ。北海道のドラマというと、これまで(HBC制作の日曜劇場は別として)肩に力が入りすぎ、真面目な作りで「わかりました」と納得はしても、楽しめる域に達するまでには遠い作品が多かった。

 その点、まずキャスティング(主演の雪丸を演じた芳根京子がすこぶる良い)が素晴らしく、演出もなかなか上手で(原作漫画が面白いにしてもお涙頂戴にならないところが秀逸)、本物の放送局を使えるというのも臨場感があって画面にくぎ付けにさせる大きな要素だった。画面に登場する業界用語の説明も巧いよね。業界の裏側を知るという意味でも愉快だった。しかも、今やスーパースターの大泉洋を普通の善人として起用しないところが憎い。

 いずれにしても、道産子ならではの心意気とティストで、見事におためごかしではないドラマを作り上げている。実績のあるHBCを除いて、地元放送局でドラマ作りは無理、しかも軽妙なドラマを作るのはもっと無理と言われてきたが、その壁がついに破られた気がする。

 もう一つ、新劇場「ヒタル」で行われた、札幌に眠るコンチネンタルタンゴの巨匠「オットー・ヴィットの世界」のコンサートも良かった。アルフレッド・ハウゼ楽団のバンドネオン奏者で、作曲、編曲者として有名なヴィットさんは晩年、日本人だった妻の故郷で晩年を過ごした。亡くなった後、膨大な楽譜が残され、その中に「タンゴ札幌」というオリジナル曲があったという。札響をバックに新旧二人のバンドネオン奏者が演奏するのだが、だんだん興に乗せられ、まるでハリウッドミュージカルの世界へ引き込まれる感じ。ラスト曲の前とアンコールで演奏された「タンゴ札幌」は、アルゼンチンほど情熱的ではないけれど、まるで初夏のリラの香りが匂うようなモダンで軽やかな札幌らしい曲で素敵だった。

 

 さて食べ歩きは、朝日新聞の建物の連載が終わったら行こうと思っていた、地下鉄西28丁目駅からすぐの「葉菜屋」へ行った。

予想通り素敵な居酒屋で、山菜の天ぷらや菜の花と春キャベツの炒め物など、お母さん手づくりの総菜を食べながら久しぶりに酒(芋焼酎の番茶割り)を飲み、ほろ酔い加減で家路についた。季節は冬に逆戻りしているが、私自身は、ようやく右ひざの痛みと杖から解放され、徐々に元気になりつつある。春よ来い、はーやく来い! というところかな。

 

 

 

 

猛スピードで雪解け

  • 2019.03.22 Friday
  • 17:51

 余りに早い雪解けで、嬉しいような悲しいような……ついこのまま春が来るような気がしてしまうが、そんなに世の中、甘くはない。昨夜は大風が吹いて、朝は雪が舞っていた。つまり、油断はできないということかな。

 最近読んだ本では、馳星周著『ゴールデン街 コーリング』(角川書店)が,面白かった。幼い頃、江戸川乱歩の少年探偵団シリーズやシャーロックホームズなどに夢中になり、やがてハードボイルド小説や平井和正のウルフガイシリーズに嵌るところなどが、世代が違うのに似ている。田舎で生まれ育った子らしい。私も若い頃に飲んだゴールデン街の店が、どんどん登場するのが懐かしい。と同時に、リリカルな青春小説に仕上がっているところが好きだなあ。

 映画では、天才黒人ピアニストと運転手兼用心棒として雇われるイタリア系の白人のコンビが旅する「グリーンブック」が、とても良い。気負うことなくと物語は淡々と進行するが、フライドチキン、妻への手紙、宝石などちりばめられたエピソードが、実にイイ。観た後、明日の元気が出る映画に、また出会えて良かったという感じかな。

 飲食店も最近は、良い店に当たる確率が大きい。とはいえ、以前からある店がもっと進化して美味しくなるのもうれしいものだ。狸小路市場にある、餃子の「きりん」で初めて頼んだ野菜餃子が実に美味しく、その他の一品料理もなかなか。年数が経つと悪くなる店は良くあるが、もっとよくなる店に出会うと、心が温かくなる。懐はまだ寒いままだが……。

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